2010年03月26日

デジカメ“一芸”をアピール(産経新聞)

 コンパクトデジタルカメラが進化している。今や画素数やズーム倍率、自動補正などの基本性能は、同クラスの製品では横並び。こうした中、ユニークな機能でアピールする“一芸デジカメ”が続々と登場している。撮影に必要というほどでもない機能で楽しみを膨らませる“一芸デジカメ”は、果たしてどこまでヒットするか?(草下健夫)

 ◆上映会もこなす

 撮影後、カメラを白い壁などに向けて置き、ボタンを押すと正面の窓から写真や動画が映し出される。ニコン「クールピクスS1000pj」は、世界初のプロジェクター内蔵だ。「モニターやプリンターがなくても、撮ったその場でみんなで楽しめる」とニコンイメージングジャパン広報宣伝課の萩原寛人さん。

 3年ほど前に『欲しいカメラ』の社内アンケートで挙がったが、当時はカメラに収まるほど小型で、映写に十分なパワーの光源は存在しなかった。高性能のLED(発光ダイオード)が開発され、昨年10月に実現した製品という。

 部屋が十分暗ければ、壁と2メートル離して40型モニターの大きさで映写できるという。気になるのは電池の持ちだが、「フル充電で連続1時間程度映写できる」(萩原さん)。

 ◆カメラマン不要

 カメラを丸い台に載せると、台がひとりでに回り始め、周囲の人をパチリ、パチリ…。ソニー「サイバーショット」シリーズの別売品「インテリジェントパンチルター」は、対応カメラを載せると人の顔を探し、動きや人数、大きさなどから構図を決め、さまざまなタイミングで自動的にシャッターを切っていく。

 昨年9月に世界で初めて発売、予想を上回る売れ行きという。「パーティーにはもちろん、子育て中の家庭にもぜひ。これまで父親はカメラマンになってしまい、あまり写らなかったが、これで家族そろった写真がたくさん残せる」と、ソニーマーケティング・パーソナルイメージングMK課の麥(むぎ)谷(たに)周一さん。

 一方、人間の顔を自動認識してピントを合わせる技術を動物に応用したのが、富士フイルム「ファインピックスZ700EXR」など。犬猫の顔(正面のみ)にピントを合わせる「ペット自動検出」で、犬猫がこちらを向くと自動でシャッターが切れる機能も。「飼われている種類の猫の7割、犬の8割ほどはOK」と、同社コンシューマー営業本部の岡田昌幸さん。

 ◆魚拓も取っちゃう

 ペンタックス「オプティオW90」の、釣った魚を撮影し魚拓を取ったような画像に仕上げる「魚拓フィルター」もユニークだ。

 “一芸デジカメ”時代のコンパクトカメラ選びについて、カメラ情報誌『キャパ』元副編集長で写真家の馬場信幸さんは「新しい機能は目を引く。ただ、カメラ背面のモニターで拡大再生しやすいかなどの操作性や、撮影画像の隅までゆがみがないかは、基本的なことでもカタログでは分かりにくい。店頭で実物を手に取り、よく確認を」とアドバイスする。

                   ◇

 ■出荷は前年割れ

 カメラ映像機器工業会(CIPA)の調査によると、昨年1年間のコンパクトデジカメの総出荷台数(海外向け含む)は前年比12・8%減の約9600万台だった。

 ただ、終盤は出荷が上向いたといい、その要因として同会の根上拓・調査統計作業部会長は「ハイビジョンなどの動画撮影機能や高感度撮影、カメラ本体のカラーバリエーションなどの魅力を持った製品が登場し、買い増しや買い替えの需要を刺激した」と分析する。今年は前年比3%増の9890万台を見込む。

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2010年03月23日

死亡男児のあざ30カ所=母、日常的に暴行か−奈良県警(時事通信)

 奈良県桜井市で5歳男児が餓死した事件で、死亡した吉田智樹君の体に大小合わせて約30カ所のあざや傷跡があったことが17日、捜査関係者への取材で分かった。母真朱容疑者(26)=保護責任者遺棄致死容疑で逮捕=は「妹が生まれた3年ほど前から、息子をたたいたりするようになった」と供述しており、県警捜査1課などは、同容疑者が長期間、日常的に暴行を加えていた疑いがあるとみて捜査している。
 捜査関係者によると、確認されたあざなどは、既に治った跡も含めると30カ所以上。額には机の角にぶつけたような切り傷もあった。あざの中には色素が沈着し、かなり前にできたとみられるものもあったという。 

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2010年03月18日

自民執行部、沈静化に躍起…鳩山邦夫氏離党(読売新聞)

 鳩山邦夫・元総務相が自民党を離党したことに、自民党執行部は沈静化に躍起だ。

 大島幹事長は15日の記者会見で、「もっとも大事なことは一致団結して参院選に勝つことだ」と強調。その上で、「(自民党の)先生方は落ち着いて判断すると信じている」と語り、邦夫氏に追随する動きは少ないとの見方を示した。党内では「母親からの資金提供問題で邦夫さんは総務相当時のような輝きはない」との意見は少なくない。

 もっとも、今月に入り、与謝野馨・元財務相が新党結成を視野に谷垣総裁の辞任を求めて以来、自民党内は、党の現状を憂え、執行部の刷新など改革を求める意見が噴き出している。世論の民主党離れが進むのに、その受け皿に自民党がなりきれていないという危機感からだ。

 しかし、自民党の混乱ぶりについて、ベテラン議員からは「『内輪もめ』と受け止められ、結果的に自民党の支持が落ちる、という悪循環」と嘆く声も出ている。

 中堅・若手で要望が強いのは、大島幹事長ら執行部の刷新だ。ただ、参院選の候補者調整は終わっておらず、参院選の公約づくりもこれからだ。谷垣氏とすれば、執行部一新は受け入れがたい話だ。谷垣氏が13日に参院選で敗北した場合に総裁を辞任する意向を表明したのは、執行部刷新の要求をかわす狙いもあるが、党内を納得させるには不十分との見方も出ている。

 政府・与党は冷ややかだ。菅財務相は15日の記者会見で、邦夫氏が新進党、旧民主党などの入・離党を繰り返してきたことを念頭に、「コメントするのは控えたいが、あえて一言言えば、(邦夫氏は)何回目の離党だったのかなと、こんな感じもする」と皮肉を込めて語った。

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