2010年04月08日

【ぶらり旅物語】今回は「種子島・屋久島」をぶらり(産経新聞)

 ■太古のスギも宇宙開発も

 鉄砲伝来の地にして宇宙開発の拠点。時代を超えた“先端の地”種子島と、世界にも例のない自然が残り、シーズンによっては亜熱帯から亜寒帯を一気に体験できる“エコの地”屋久島。関西から意外と近い「かごしまの島々」は、長い歴史と悠久の大自然を抱いて、旅行者を優しく受け入れてくれた。(文 清水浩二)

 安土桃山時代の宣教師、フランシスコ・ザビエル(1506〜52年)も渡った種子島は、歴史の島だ。種子島家の居城・赤尾木城跡や墓地、鉄砲を製造した八板金兵衛の像やその娘で鉄砲技術のかわりにポルトガルへ嫁いだとされる「わかさ」の墓など。

 作家の司馬遼太郎さんを案内したこともあるという県文化財指導員で観光・文化プロデューサーの鮫嶋安豊さん(67)も胸を張る。「人と特産品が種子島の自慢です。楽しんでください」

 さっそく特産のアルコールを楽しむ。高崎酒造(西之表市西町)の芋焼酎「黒甘露」「しま甘露」「しまむらさき」は、全国規模の酒類コンクールで史上初の1〜3位を独占した銘酒。島特産の安納(あんのう)芋などが原材料で、甘くすっきりした味わいだ。

 そうなると、安納芋が食べたいところ。冷凍焼き芋工場で食べた出来立ての焼き芋は、濃厚な甘みがうれしい。ご馳走してくれた西田農産の西田春樹さん(56)によると「海水のミネラルを含んだ土が隆起して出来た島の土で育つと、こんな味になります」とのことだ。

 特産を堪能したら次は歴史。西之表の市街地にある鉄砲館がおすすめだ。島の南端にある門倉岬の海岸にポルトガル船が漂着し、日本に火縄銃を伝えた経緯をジオラマで解説。初伝の銃も展示されていて、知っているつもりの歴史と当時の先端技術に改めて納得。

 そして先端技術と言えば、門倉岬近くにある日本最大のロケット発射場・種子島宇宙センターは見逃せない。総面積約970万平方メートルのセンターは、世界一美しい発射場とさえ言われる。門倉岬に夕日が沈むころ、宇宙センターの発射台のシルエットを見ていると、この島の歴史の流れを感じた。

 ■海の上のアルプス

 西之表から超高速の水中翼船「トッピー」で屋久島安房港へ。九州の最高峰、宮之浦岳(1936メートル)を中心とする、洋上アルプスと呼ばれる島影を望む。屋久島では海辺から山へ上がるだけで亜熱帯から亜寒帯までの気候変化が体験できる。屋久島観光協会副会長で写真家の日下田(ひげた)紀三さん(69)は「季節によっては日本の東北から九州までの気候をわずか十数キロの行程で感じることができますよ」と魅力を語る。

 温暖な山の麓(ふもと)のミカン園ではタンカンがなっていた。サルから守るため電気柵が数キロも連なるが、それでもサルは入り込み盗み食いする。オレンジ色に輝く果実を食べると「命がけでも食べたい美味しさ」と納得。

 山の中腹にあるヤクスギランドは温帯に属し、あたりはブナ帯の気候だがブナは育たずスギが生育する環境に恵まれた。スギの伐採が進んだ江戸時代にも木材として適さず、ジョウモンスギは生き延びた。

 海から雲そして地上へと降雨して川となる。その水の巡りを納得できる雄大な大川の滝。熱帯アジアに広く分布し幹からたれた気根は、地について支柱になる独特の木、中間ガジュマル。アオウミガメの産卵地としてラムサール条約登録地の永田いなか浜。屋久島には、特徴のある島の自然を背景にした人々の暮らしがあった。

                   ◇

 《アクセス》

 屋久島=日本エアコミューターで伊丹直行便(約1時間30分)鹿児島経由で最短約2時間▽種子島=鹿児島経由で最短約2時間10分(夏期に直行便あり、TEL0570・025・071)

 《高速船》

 種子島と屋久島間は高速船で約50分(1)鹿児島商船(トッピー、TEL099・226・0128)(2)コスモライン(ロケット、TEL099・223・1011)

 《高崎酒造》

 平成21年秋の全国酒類コンクール芋焼酎部門で1〜3位を独占した銘酒を販売(TEL0997・22・0707)

 《宿泊》

 (1)JRホテル屋久島(TEL0997・47・2011)(2)ホテルニュー種子島(TEL0997・23・4567)(3)シーサイドホテル屋久島(TEL0997・42・0175)

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posted by ムライシ マサヒロ at 19:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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